機能性ディスペプシアとアコチアミド(アコファイド)

機能性ディスペプシアとアコチアミド(アコファイド)
「何となく胃が重い」「何となく胸焼けがする」「何となく胃がもたれる」。今まではこれらの症状は『胃の不調』で片付けられてきました。

 

しかし最近は『機能性ディスペプシア』という名称で呼ばれるようになっています。

 

■機能性ディスペプシアとは?
胃の不調がある場合は病院で検査をします。しかし胃が荒れていない、潰瘍などが見つからない場合、原因がわからずに「胃下垂」などと呼ばれていました。

 

その後、慢性胃炎や神経性胃炎などと呼ばれていましたが、ここ最近では機能性ディスペプシアという名前で呼ばれるようになっています。

 

機能性ディスペプシアとは一言でいえば、炎症や潰瘍などの病変がないにもかかわらず胃腸の機能が低下している状態のことです。

 

原因はいろいろあります。生活リズムが不規則な方や精神的に疲れている方などが機能性ディスペプシアと診断されやすいそうです。うつ傾向の方も胃腸の働きが悪くなる方が多く、機能性ディスペプシアと診断されるかたも半数程度いらっしゃるようです。

 

胃腸は副交感神経が優位になることで活発化します。

 

現代人に多く見られる機能性ディスペプシアは、交感神経が優位になりやすい生活をしているために起こりやすいのです。また、運動量が低下していることも原因の一つです。

 

■機能性ディスペプシアのタイプ
機能性ディスペプシアには2つのタイプがあります。

 

《食後に胃がもたれるタイプ》
食後に胃もたれを感じるタイプの機能性ディスペプシアです。

 

《みぞおちに不具合を感じるタイプ》
みぞおち辺りに痛みやムカつき(胸焼け)を感じるタイプの機能性ディスペプシアです。

 

■アコチアミド(アコファイド)の効果
そんな機能性ディスペプシアに新薬が適用されました。それがアコチアミド(アコファイド)というお薬です。アコファイドは食後に胃もたれを感じるタイプの機能性ディスペプシアに効果をあらわします。

 

アコチアミド(アコファイド)を服用すると胃の働きが活発化されるため、食べ物が早く小腸へと送られます。食後の胃もたれ解消効果が期待できます。

 

《アコチアミド(アコファイド)の作用機序》
胃腸は副交感神経が優位になると活発化します。その活性化を担う神経伝達物質がアセチルコリンと呼ばれるものです。

 

そのアセチルコリンと対になる、アセチルコリンを分解する酵素がアセチルコリンエステラーゼです。アコチアミド(アコファイド)はこのアセチルコリンエステラーゼに作用します。

 

副交感神経を活発化させるアセチルコリンを分解するアセチルコリンエステラーゼの働きを抑制することで、アセチルコリンを分解させないようにします。すると胃の働きが抑制されなくなる。これがアコチアミド(アコファイド)の作用機序です。

 

機能性ディスペプシアで胃もたれタイプと診断された場合は、アコチアミド(アコファイド)を処方する病院が多くなると思います。

 

ただ、機能性ディスペプシアの原因としてストレスの多い生活をしていたり、食生活が乱れているということも原因の一つにありますので、アコチアミド(アコファイド)だけに頼るのでなく根本を治すべく生活の見直しをすることで薬の効果もさらに現れてくると思います。


スポンサードリンク

サブコンテンツ

ページの先頭へ