ボツリヌス療法とリハビリについて

ボツリヌス療法とリハビリについて
ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌という菌が吐き出す毒素を利用して、脳卒中などによる麻痺のリハビリに活用する治療方法です。

 

脳卒中になると半身麻痺などの麻痺が残る方がいます。その場合、リハビリによって少しでも生活をする能力を向上させるようにケアするのですが、麻痺によって体が固まってしまうとなかなかリハビリの成果も上がりません。

 

そこで活用するのがボツリヌス菌の毒素です。

 

■ボツリヌス療法の効果は?
「筋肉を動かす」という行為は、脳からの指令が神経を通って各筋肉に伝わり、『動く』ようになるのですが、脳卒中になると脳から筋肉に伝わる神経の一部が死んでしまいます。これが麻痺です。

 

リハビリとは、死んでしまった神経を新たに作り筋肉に伸ばすことを言います。

 

しかし麻痺を放っておくと筋肉につながる神経同士がくっついてしまい、筋肉が動かなくなります。この状態になるまでの期間がおよそ6ヶ月。俗にいう『6ヶ月の壁』です。

 

リハビリは早いうちが良いというのはこういう意味です。

 

ボツリヌス療法で使われるボツリヌス菌の毒素は、このつながってしまった筋肉の神経を切り離す効果があります。

 

筋肉が切り離されている間にリハビリを行い、脳からの神経と筋肉の神経をつなぐ。これがボツリヌス療法です。

 

ボツリヌス療法は6ヶ月の壁以降の麻痺患者の方にも効果があるとして、世界中で採用されている治療方法です。

 

ただし、ボツリヌス療法で効果が期待できるのは、麻痺によって筋肉が硬く固まってしまっている方です。筋肉が弛緩している方(筋肉がダランとしている方)は、ボツリヌス療法の効果は薄いです。

 

■ボツリヌス療法の保険適用
ボツリヌス療法は保険が適用されます。三割負担で6万~9万程度です。一回の注射で大体3~4ヶ月効果が持続します。

 

また、ボツリヌス療法は一度で終わりというわけではなく、だいたい3~4回の注射が必要になります。


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