タッチケアでオキシトシン分泌

タッチケアでオキシトシン分泌
スキンシップという言葉があります。触れ合うことでお互いの情を深める行為とも言えます。赤ちゃんが母親に抱っこされている、友達や恋人同士がハグをするなど、これらすべてスキンシップです。

 

スキンシップを行うと脳内でオキシトシンという物質が分泌されます。オキシトシンは幸せホルモンの一つと言われています。

 

このオキシトシンは様々な好影響を及ぼすため、スキンシップは医療の世界でも積極的に導入されつつあります。それが『タッチケア』です。

 

■タッチケアの効果
タッチケアは医療、特に老人介護施設などで導入されています。30分ほどタッチケアを行うと、施術者との間に信頼関係が生まれ、タッチケアを受ける側もストレスが緩和して精神状態が安定していくのだそうです。

 

生理痛や更年期障害にもタッチケアは効果があるそうです。症状が緩和されるということでタッチケアを導入している病院もあります。

 

タッチケアを行うと、体表温度が二度も向上したというデータもあります。副交感神経が向上することで体がリラックスするのです。

 

自閉症の方へのプログラムにもタッチケアを導入する動きがあります。社交性の向上が期待されています。

 

■オキシトシンの影響
幸せホルモンと言えばセロトニンが有名ですが、オキシトシンも負けず劣らず幸せな気持ちにしてくれるホルモンです。

 

オキシトシンは絆ホルモンと言われています。赤ちゃんが母親に抱っこされると絆ホルモンであるオキシトシンがお互いに分泌されます。恋人、家族、友人同士のハグもオキシトシンの分泌が促されます。

 

【オキシトシンの体への影響】
・ストレスを軽減させる
・記憶力をアップさせる
・血圧を低下させる
・認知症を緩和させる
・社会性の向上
・自律神経のバランスが上がる

 

信頼関係を築くホルモンですが、日頃からスキンシップに慣れていないとオキシトシンはなかなか出ないそうです。

 

■日常生活でもタッチケアを!
タッチケアは本来医療に導入されたスキンシップのことですが、日本人はスキンシップに慣れていないので、日常生活の中で医療的なケアを行うという意味で、『タッチケア』の概念を意識すると良いと思います。

 

アメリカなどではいくつになってもスキンシップを忘れません。老夫婦が仲睦まじく手を握って散歩をしている姿もよく見ます。

 

しかし日本では昔からスキンシップ自体を「恥ずかしい物」として捉えてきた歴史があるため、意識してスキンシップを行わないとなかなか定着しません。

 

日常生活の質を高めて絆ホルモンを出すためにも、まずは「タッチケアで幸せになるため」と考え、『やるべきもの』としてやっていけば、そのうち自然とスキンシップになると思います。

 

なお、最初はお互いギクシャクするかもしれません。また、相手が嫌がっている場合はやってはいけません。逆効果になります。

 

アメリカなどではスキンシップが一般的になっているので問題無いですが、日本ではまだまだ定着していないので、片方だけがいきなりスキンシップを行っても、相手はビックリするだけです。

 

まずは相手の体温を感じるくらいのちょっとしたタッチや、触れる面積が少ないタッチでOKです。「いってらっしゃい」や「おかえりなさい」の時に、ちょっとタッチするだけでもオキシトシンが分泌されます。

 

こういったことを行うことで、お互いの信頼関係もさらに深まっていくと思います。


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