ダウンシフト生活とは

ダウンシフト生活とは
ダウンシフト生活とは、生活態度や生活に関する捉え方を変えて、ストレスの少ない生活をすることで充足や生きがいを感じながら生きる生活を言います。

 

ダウンシフト生活はよく『生活の質を下げる』という表現がされます。しかしこれは正しい表現ではありません。あくせく働いて収入を確保する生活をやめ、余裕を持った生活をするというのがダウンシフト生活です。

 

収入が下がることを生活の質の低下に直結して考える人がいますが、これは生活態度や生活に関する考え方、捉え方によって結論が異なります。

 

ダウンシフト生活と日本の社会

日本は物質があふれる社会です。唯物的な豊かさが優先された結果、非常にものに恵まれた社会になったのですが、その結果ものを追求ことが正しい社会という雰囲気が定着しました。

 

ここで言う『ものを追求』とは、単純に「もの」を表したり「ものの向上」や「ものの創作」なども含まれます。日本経済が発展したのはまさに『ものの追求』があったからこそです。

 

頑張って仕事をする。休まず仕事をする。仕事を優先する。これらは社会の常識として定着しましたが、良い仕事に就くために勉学にも力を入れることも当たり前になっています。

 

これは間違っているとは言えませんが、これが行き過ぎれば「良いこと」とは到底言えません。

 

社会全体が『ものの追求』を是としているため、働く環境が個人から自由を奪ってしまうからです。

 

ダウンシフト生活がなかなか理解できない現代人

しかし、多くの方がこの社会の流れに疑問を持っていません。なぜなら、これらが当たり前という雰囲気があるためです。そのため疑問を持つ余地さえ生じないのです。

 

例えば、日本人は物心がついた頃から日本語を話します。日本語を話すことに疑問を持つ余地はありません。それと同じ感じで、まったく自然にものの追求を『受け入れている』のです。

 

ものを追求する社会ですから、人々は自然と唯物的な豊かさを生活の中で追求します。服、車、装飾品、食べ物、家などなど、より良いもの、新しいものを求めて手に入れようとし、手に入れると安心し満足する。

 

一見すると問題のない生活のように感じますが、この生活は次から次へと『求める』ためキリがありません。また、自分の生活の満足度を『ものへの欲求』を基準に判断するため、喜びや幸せがゆるぎやすくなります

 

自分が望む服を手に入れたのに、別の服が良さそうに見えた途端、手に入れた服に愛着を感じなくなる。これは『ものへの欲求』を幸せをはかる基準にしているからです。

 

ダウンシフト生活で得るもの

ダウンシフト生活はものへの執着を捨てる生活というわけではありません。まったく労働をしないという生活でもありません。

 

行き過ぎた感覚を元に戻して、それを実践する生活です。ダウンシフト生活を行うと確かに収入が減ることが多いでしょう。しかし働く時間が今よりも短くなるため、自分にやりたいことに時間を割けるようになります

 

また、行き過ぎた『ものへの執着』を改めた結果、一つ一つのものに愛着を感じる余裕が出てきます

 

社会が常識とする『ものへの追求や欲求』は、経済を発展する上ではたしかに重要です。しかしあまりにもスピードが早いため、心が置いて行かれることは多々あります。

 

現代人に精神疾患や、ストレス過多によってがんが増えているのは、明らかに自分の心や体が余裕を持った生活をしていないから。

 

ダウンシフト生活では、自分の時間を得ることができます。そして本当に自分がゆとりと幸せを実感できる何かを見つけ、それを大事にすることができるようになります。

 

ダウンシフト生活で得るものは、人が人として本当に幸せと感じるものや、生きていてよかったと本当に実感できるものです。

 

本当の幸せや生きている喜びって、意外と自分の近くにあるもの。それをダウンシフト生活は気付かせてくれるのだと思います。


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