マイオカインとは?脂肪を分解し血糖値を下げるホルモン

マイオカインとは?脂肪を分解し血糖値を下げるホルモン

血糖値を下げるホルモンといえばインスリンが有名です。糖尿病などで体質的にインスリンが出にくい人は、注射などで投与する対処方法があり、この方法を知っている方も多いと思います。

 

このホルモンとは別に血糖値を下げる新しいホルモンが発見されました。それがマイオカインというホルモンです。マイオカインは肝臓の脂肪を分解するホルモンです。

 

マイオカインが血糖値を下げる理由

マイオカインは肝臓の脂肪を分解し除去する働きがあるホルモンです。ではどうして血糖値を下げる効果が現れるのでしょうか。

 

それは、肝臓の『糖を蓄える機能』と『容量』に関係があります。

 

肝臓には通常、糖を蓄える機能があります。蓄えて糖は睡眠時に使用されます。しかし脂肪肝になると肝臓内に糖を蓄える機能が低下。取り込めなくなった糖は血液中に溢れて高血糖になってしまうのです。

 

マイオカインで肝臓内の脂肪が除去されると、単純に肝臓の糖を取り込む『容量』が増加します。すると肝臓の『糖を蓄える機能』が正常に働き、結果、血液中のあふれる糖が減少して血糖値が低下するのです。

 

このようにマイオカインは、直接的ではなく間接的に血糖値を下げる効果があるのです。

 

なお、血糖値は太っている人が高いと思われがちですが、痩せている人でも血糖値が高い人がいることがわかっています。

 

心臓や肝臓、特に肝臓に脂肪がたまる、つまり脂肪肝の状態になると、痩せている人でも血糖値が高くなります。

 

マイオカインが分泌される臓器

体に良い効果をもたらすマイオカインですが、マイオカインはなんと『筋肉』から分泌されます

 

筋肉というとあまり臓器というイメージはありませんが、最近の研究では筋肉から分泌される内分泌ホルモンは25種類にも上ることがわかっています。

 

マイオカインとは一つのホルモンではなく、筋肉から分泌されるホルモンの総称なのです。

 

マイオカインを分泌するためには筋肉を動かすことが必要なのですが、マイオカインを分泌するための筋肉の上手な動かし方というのがあります。

 

マイオカインを分泌させる方法

マイオカインは筋肉から分泌されるのですが、一回の運動で分泌されるマイオカインの量には限りがあります。

 

マイオカインは筋肉細胞の中に小さな袋に入っています。筋肉を動かすことでマイオカインが分泌されるのですが、一回の運動でマイオカインが出尽くしてしまうと、その後はマイオカインが生成されるまで、筋肉を何度動かしてもマイオカインは分泌されません。

 

ですので、週に一度の運動をするよりも毎日運動を行ったほうが、マイオカインの分泌が毎日行われるため、マイオカインの感受性が高くなります。

 

マイオカインの感受性が高くなると、一度の運動で分泌されるマイオカインの量も高くなるため、肝臓に付着した脂肪を始めとする体中の脂肪の分解効率が高くなります。

 

マイオカインを毎日分泌させるための毎日運動を簡単なものにする方法があります。筋トレと有酸素運動を組み合わせた方法ですが、簡単にできます。

 

マイオカイン増加法
・ちょこっとスクワット
1,足を肩幅に開きまっすぐ立ち、腕は胸の前でクロスします。
2,3~4秒かけてゆっくり腰をおろし、3~4秒かけてゆっくり立ち上がります。

転倒が心配な方は椅子につかまって行いましょう。行う時間は食後です。毎食後に行ってください。

 

・ちょこっとウォーキング
近場の買い物などには歩いて行くようにしましょう。一時間以上歩くというのは難しいかもしれませんが、合計で一日30分以上歩くというのならできると思います。

散歩の時間を捻出すれば、もっと楽に毎日ちょこっとウォーキングができると思います。

 

テレビ番組では、マイオカインを分泌する実験を高橋ジョージさんが一週間行っていました。

 

マイオカインの分泌感受性が悪かった高橋ジョージさんでしたが、一週間後にはマイオカインの感受性がアップしたのか、空腹時血糖値が116から104に下がっていました

 

運動が大事とは言いますが、このように簡単な方法でしっかりした結果が出ることがわかるとなると、運動もやりやすいというものです。

 

このマイオカインは(現段階では動物実験でのデータですが)、脳の認知機能を改善したり、骨を強くしたりする効果もあることがわかっています。

 

簡単ですので、血糖値が高い方や肝脂肪の方はマイオカイン増加法を毎日行うようにしましょう!


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