梅毒の治療とまとめ

◆梅毒の治療について◆
梅毒の治療方法については、他のサイトでも言われている「ペニシリン」が使われます。第二選択薬はテトラサイクリン系です。今現在ペニシリンに耐性を持つ梅毒菌は全世界を見ても発見されていません。つまり、梅毒になっても治療をすれば完治します。

 

ただし、気をつけたいのが完治の判断です。梅毒は感染してから治療開始までの期間が短いほど完治までの判定が早くなります。これは血液検査で梅毒の判定を行う数値(STS値)の下がり方が早いからです。

逆にいえば、感染してから治療開始までの期間が長いと、治療を始めてもSTS値の下がり方がゆるやかになります。また、体質でSTS値が下がりにくい人もいます。梅毒治療に不慣れな医者の場合、STSの値が下がらないことでむやみにペニシリン等を使った梅毒治療を長引かせることがあります。

 

人によっては梅毒治療の目安であるSTS値:8倍を下回らない人もいますが、これは治っていないのではなく、体質や感染期間の長さによって値が下がりにくいからということもあります。

 

このSTS値は梅毒そのものの菌の数を表しているのではなく、梅毒菌が体の中にいるときに増える『抗体』の数を調べています。(これに対して、菌そのものを「抗原」と言います。)そしてこの抗体は、梅毒以外の要因でも上がることがあります。

これらのことをすべて勘案できる医者でないと、梅毒治療が無意味に長引く場合があります。梅毒検査や治療を受けられる場合は、梅毒に詳しい医者にかかるか大きな総合病院に行かれる方が良いと思います。

 

また。梅毒治療は時間がかかると言われていますが、ペニシリン治療自体は長くて2ヶ月ほどです。第一期で見つかれば二週間ほどの服用、第二期の場合は1ヶ月ほどの服用になります。

医者によってはもう少し長く服用期間を設ける場合もありますが、半年間も服用を続けるということは通常ありません。あるとすれば第三期以降の症状が出ているか(普通は第三期以降であっても半年以上のペニシリン投与はあまり考えられません)、あるいは医者の知識不足かです。

 

ペニシリン治療後、血液検査でSTS値を調べるのですが、これが1年間~2年間ほど続きます。血液検査の期間については医者によってマチマチですが、少なくとも1年間は続くと思って下さい。

ですので、引越しや転勤などで病院を変わる場合は、必ず医者にこれまでのデータを貰うか紹介状を書いてもらって次の病院に持って行きましょう。

 

梅毒治療の目安はSTSの数値がどういう形で下がっていったか、あるいはペニシリン治療をどれだけの期間受けたか、ペニシリン治療後の血液検査の値がどのようなものなのかで決まるからです。

 

これらのデータがないと、人によっては初めから治療を行わなければならなくなるからです。体の中の梅毒菌は死んでいるのに、STSの値がさがっていないだけで無意味な治療をするというのは、体に負担をかけるだけです。

病院を変える場合は、必ずデータを持っておくようにしましょう。

 

◆梅毒の再感染について◆
梅毒菌に対して人間は免疫を持ちません。正確に言うと、自然治癒することはあるが、例えば「はしか」に対するような強力な免疫を持つようなことは、梅毒ではありえないということです。つまり一度梅毒を治療したからといって、二度と感染しないということはないということです。

逆に、人間の持っている自然治癒力で梅毒菌を撃退することがあります。これは梅毒治療をまったくしていない人が血液検査を行った結果、STS値の陰性化がみられたというデータがあるからです。

 

以前は、何か別の病気で飲んだ抗生物質が梅毒にも効いたからだろうという解釈でしたが(もちろんこのケースも多いと思います)、この解釈に当てはまらない人も存在するため、免疫による梅毒菌の消失があると認識されるようになりました

この点について言及していないサイトが本当に多くあります。梅毒は舐めてかかって良い感染症ではありませんが、正しくない情報に振り回されないようにしましょう。

 

梅毒に対して人間は免疫を持たないが自然治癒することがあります。ですが、梅毒の感染力は強いです。二度・三度と感染しないように気をつけましょう。

 

◆梅毒についてまとめ◆
梅毒は日本を含めて世界中で昔から存在した感染症です。もし死亡率の高い感染症であったなら日本を含め世界は大変なことになっていたと思います。

このことから容易に推測できる通り、梅毒に感染しても無症候で一生を過ごす人が多くおり、人によっては梅毒を自然治癒で治していたことがわかります。

 

今はペニシリンという特効薬が誕生したため、梅毒はやっかいな感染症ではなくなりました。梅毒が原因で死亡されるという方は日本では極めて稀になっています。

 

とは言っても、放っておいてよい感染症であるわけではありませんので、心当たりのある方は必ず検査に行きましょう。万が一梅毒であったとしても完治できますので、気を落とすことなく治療にあたって欲しいと思います。

 

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