OXA48型 日本拡大の危険

OXA48型 日本拡大の危険
OXA48型は新型の多剤耐性菌で、アメリカやヨーロッパ周辺の国々で徐々に拡大しています。OXA48型は致死率の高い細菌というわけではありませんが、実は医療機関からはかなり警戒されている多剤耐性菌です。

 

そもそも多剤耐性菌とはどういったものなのでしょうか。OXA48型の特徴や多剤耐性菌、またOXA48型の日本拡大の危険性について紹介します。

 

◆新型多剤耐性菌 OXA48型とは?
多剤耐性菌とはいくつもの複数の抗生物質が効かない細菌のことを言います。多剤(多くの抗菌剤)に対して耐性を持っている菌=多剤耐性菌です。

OXA48型は新型の多剤耐性菌で、これまでの耐性菌に比べてさらに抗生物質が効かなくなっている菌です。

 

通常、多剤耐性菌と言ってもいくつかの抗生物質がそれなりに効果をもたらしていたのですが、OXA48型はこれまで多少は効果のあったカルバペネム系などの一部の抗生物質なども効かなくなっています。

 

つまりOXA48型は怖い敵(抗生物質)がない、野放し状態の細菌なのです。

 

ですがOXA48型は健康な人が感染してもほとんど無害です。体の免疫反応によってそのうち体外に排出されます。つまり感染したからといって死んでしまうような細菌ではないのです。

 

しかし日本をはじめ海外の医療機関では新型多剤耐性菌OXA48型の拡大に大きな懸念を抱いています。

 

◆OXA48型の日本拡大
OXA48型は健康な人には無害でも免疫力が弱っている人には大きな驚異となります。オランダではある医療機関で98名の方がOXA48型に感染し、27名の方がなくなりました。

医療機関ですから免疫力が弱っている状態の人が多くいます。その中で集団感染を起こしOXA48型で亡くなったということです。

 

免疫力が低下している人とは幼児や老人だけではありません。例えば程度の軽い手術を受けた人も免疫力が低下しています。

 

普通は細菌によって合併症を起こさないよう、日本では術後などで抗生物質を投与するのが普通ですが、OXA48型は新型多剤耐性菌であるため効果のある抗生物質がありません。

ということは、術後にOXA48型によって合併症を起こして亡くなってしまう場合もあるということです。オランダで起こった集団感染では同じようなことが起こったのだと推測出来ます。

 

日本ではOXA48型の感染例が一件見つかっています。まだ拡大しているわけではありませんが、世界の情勢を見る限り今後日本でも拡大する可能性は十分あります。

 

日本で拡大する前に何とか新型多剤耐性菌OXA48型の対策方法を見つけなければ、医療機関にとって大きな懸念材料となることは確実です。何とか対策方法を見つけていただきたいものです。


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