HF10がん治療の安全性

HF10がん治療の安全性
HF10ウイルスは人間に馴染みの深いウイルスです。ヘルペスという言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、HF10はこのヘルペスウイルスです。

 

HF10ウイルスはがん細胞内で増殖してがん細胞を死滅させる効果があることが動物実験でわかっています。このHF10ウイルスをがん細胞に投与することでガンを治療するという新しいがん治療が注目されています。

 

■HF10ウイルスとは?
HF10ウイルスはヘルペスウイルスを弱毒性に変異させたものです。ヘルペスウイルスは成人した大人の60%に感染していると言われています。(40代・日本人)

 

通常のヘルペスウイルスは脳に侵入すると脳炎などを起こすことがありますが、通常はそれほど危険なものでもなく、体力が落ちた時などに口内ヘルペスとしてあらわれることがある程度です。

 

■HF10ウイルスの安全性
HF10ウイルスは弱毒生ですので、そういった意味では普通のヘルペスウイルスよりも安全性が高いと考えられます。

 

ヘルペスウイルスもそうですが、HF10ウイルスは健康な細胞内で増殖することはほとんどありません。

 

また、万が一健康な細胞内で増殖したとしても、通常のヘルペスウイルスの治療に使われている抗ヘルペスウイルス薬が効きますので、そういった意味でも安全性は高いと言えます。

 

脳炎などのことを考えるとHF10ウイルスは脳腫瘍などには使えないと思いますが、一般的ながん治療にはドンドン活躍してくれそうな予感がします。

 

ウイルスというとどうしても突然変異を考えてしまいますが、HF10ウイルスはすでにアメリカで臨床試験が始まっています。この段階までくると、そういった突然変異の危険性もそこまで高くないと言えると思います。

 

日本人の多くが持っているヘルペスウイルスがまさかがんに効果的な治療をしてくれるとは・・・。ちょっと意外ですね~。

 

これがウイルスや細菌との共生というものなんでしょうね。

 

ちなみにHF10ウイルスを発見したのはタカラバイオという企業です。2018年度末までに日本での実用化を目指しているようです。頑張って貰いたいです。


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