プリゾニゼーションとは?

プリゾニゼーションとは?
プリゾニゼーションとは心理学の用語で、加害者の要求に順応になる被害者の心理状態を言います。プリゾニゼーションの言葉はプリズン、つまり刑務所に関係があります。

 

監獄に閉じ込められた人はその環境に順応するために興味や思考が変化していきます。監獄では趣味や興味の程度が狭くなっていきます。

 

また、看守に対して従順になっていくというのもプリゾニゼーションの心理です。これは有名な話なのですが、心理実験で看守役と囚人役に分け、立場や役割がどのように変わるのかというものを調べていました。

 

この実際にあった実験を題材にして作られた映画がエクスペリメントという映画です。

 

絶対的な権力を与えられた看守役は『暴力禁止』というルールを破って囚人役に暴力をふるいはじめ快感を覚えていき、囚人役は暴力や罰を恐れて徐々に服従するようになっていくというものです。。

 

もちろん映画ですからかなり大げさに作っていますが、実際の実験でも看守役と囚人役の変化が有意にみられたと言います。実験者が思っていた以上に立場による役割が個人に与える影響の大きさを確認できたそうです。

 

絶対的な支配と服従を与えられた時の人間心理、それがプリゾニゼーションです。一種の過度の順応状態です。

 

人間には本来『順応』というものを持っています。それは生きていく上で重要なことで、例えば引越しなどで環境に順応せずに反発を続けていると肉体的にも精神的にもストレスがかかります。

 

そうなると病気になってしまうわけです。プリゾニゼーションは本来人間が持っている『順応』が行き過ぎる状態です。

 

長年女性を監禁する事件が増えていますが、加害者と被害者の間ではプリゾニゼーションの心理状態になっているのだそうです。


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