対象突入法とは?

対象突入法とは?
ホンマでっかTVを見ていた時に心理評論家として出演されている植木理恵先生が『対象突入法』について話していました。

 

嫌いとする対象、もしくは苦手とする対象について事細かく調べることでその対象に対しての嫌悪感や苦手意識が減少するという方法でした。

 

■対象突入法のやり方
植木理恵先生は「マニアになるぐらい調べる」と言っていました。この対象突入法で女性嫌いだった男性の方が女性恐怖症を克服し、女性好きになったというようなことも言っていました。

 

対象に対する知識が増えると、心理原則として対象を嫌いになりにくいという心理が働くようになるそうです。

 

なるほど、この理屈はわかります。私も世界史が好きではなかったのですが、事細かくいろいろ調べることで世界史が好きになったという経験がありますから。

 

■対象突入法の注意点
しかし対象突入法については気をつける点があるように感じました。

 

一つは調べる対象物の情報がある程度画一化していること。ホンマでっかTVでは大泉洋さんの猫嫌いを治すために、対象突入法でマニアになるぐらい猫に対する知識を増やすと良いと言っていました。

 

その他には飛行機嫌いの人は飛行機の情報を、女性嫌いの人は女性の情報を、という具合です。これらはすべて対象物に対する様々な認識が一般的に画一化しているものばかりです。

 

しかし、例えば将来についてや死後について、あるいは一部の病気についてなど、認識が画一化していないものについては様々な捉え方があり、ある程度納得できるまで深く調べないといけません。そのため情報が多くなりすぎて頭が混乱するという事態になりかねません。

 

私は不安障害になったとき、ものすごい勢いで病気について調べました。これは今思えば対象突入法のようなものでしたが、画一した治療方法や考え方が調べてすぐにわかる病気ではないので、しばらくは吸収した知識が整理できずに混乱していました。

(※不安障害という病気は精神医学的な見解は出ていますが、患者の立場からすれば完全といえるものでは到底ありませんでした。)

 

ですが、今は周囲の人達の支えもあって不安障害についての知識はかなり整理されましたので、対象突入法が病気からの回復のために役立ったと感じています。

 

ちなみに私は暴露療法も行なっていますが、最初から暴露療法をしていたわけではありません。体を慣らしながら徐々にやっていったという感じです。

 

不安障害になってから鬼のように病気の情報を集めたのは何も医者に言われたからではありません。

 

おそらく不安という状態を克服したいがため、不安の対象を理解して不安を取り除きたいという、人間がもともと持っている防御反応から行なっていたのだと思います。

 

知らずにとはいえ、対象突入法をやった私としては苦手とする対象や恐怖を感じる対象に対して『対象突入法』を行うのは有用だと感じました。

 

ただ、私のように普段の生活に大きな支障が出たほどの状態になっている方は、医者やカウンセラーに判断を仰いでから行った方が良いと思います。


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