放射能物質セシウムの吸着剤HOM(ホム)

放射能物質セシウムの吸着剤HOM(ホム)
福島原発の事故から継続して問題になっているのが放射性物質です。セシウムも放射性物質の一つで、福島にある放射性物質のガレキや汚染された水に多くのセシウムが依然含まれたままです。

 

多くの研究所や企業、大学などで放射性物質の除去について研究されており、確実に一歩ずつ前進しています。

 

夢の扉+で放射性物質のセシウムと戦う科学者が紹介されていました。彼はエジプト人でシェリフ・エル・サフティ博士です。

 

■セシウム吸着剤HOM(ホム)の開発に成功!
シェリフ・エル・サフティ博士を始めとする研究者の方々は、放射性物質であるセシウムを吸着する物質を開発しました。それが『セシウム吸着剤 HOM(ホム)』です。

 

日本では放射能除去として今まで使われていたのは『ゼオライト』というものです。ゼオライトは無数の小さな穴が開いており、そこにセシウムが吸着するという仕組みです。

 

しかしゼオライトはセシウムだけでなく、ナトリウムやリンなどの別の物質も吸着してしまっていたので、効率が悪かったのです。

 

シェリフ・エル・サフティ博士らが開発したHOM(ホム)はセシウムだけを狙って吸着させます。また、HOM(ホム)は水中だけでなく空気中のセシウムも吸着する効果があります。

 

しかしこれだけの効果があるものを作るには製造するコストの面でしんぱいなのですが、HOM(ホム)の成分でもある二酸化ケイ素と酸化アルミニウムは砂の中に含まれているため、その製造コストを下げるために砂からHOM(ホム)を作ることで安く製造することが可能であるとシェリフ・エル・サフティ博士は言っていました。

 

福島にある汚染物質のほとんどは落ち葉などですが、これら汚染物質を焼却すれば体積をかなり減らせます。

 

焼却するさいに出た煙と灰を水に溶かし、水の中に溶けだしたセシウムをHOM(ホム)で吸着すれば放射能の除去が達成されるというわけです。

 

■セシウム除去の実証実験の結果
HOM(ホム)はすでに作られていますが、実験段階でできたもの=すぐ活用できるものというわけではありません。

 

HOM(ホム)の実証実験では今まで福島で使われていたゼオライトよりも倍以上の除染効果が確認されました。(同じ時間での実験でゼオライト:23%の除染に対し、HOM(ホム)は60%の除染)

 

まだすぐに使えるという段階まではいっていませんが、今着々とHOM(ホム)の活用に向けて動いていっています。今あるいくつかの課題が解消し、より早く確実で効率の良い除染作業が進むことを心から願っています。


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