クレプトマニア(窃盗症) 原因と治療

クレプトマニア(窃盗症) 原因と治療
クレプトマニア(窃盗症)とは、何度も万引きを繰り返しやめれない状態の事を言います。物が欲しくて万引きをするのとは違い、自分が欲しいと思っていないものでも万引きをしてしまいます。

 

クレプトマニア(窃盗症)は物欲によるものではなく、万引きの行為や万引きを行うことのスリルから抜け出せない状態の人を言います。

 

■クレプトマニア(窃盗症)の原因
クレプトマニア(窃盗症)は何度も窃盗を繰り返します。同じ種類の本を何度も盗んだり、自分では使わないものを盗んだりします。

 

クレプトマニア(窃盗症)とよく言う万引きを比べると、その行為は『盗む』という同じものですが、動機はまったく違います。

 

通常の万引きの場合は、「対象物が欲しいが何らかの理由で手に入れられない」⇒「だから盗む」という流れです。

 

しかしクレプトマニア(窃盗症)の場合は、「ものを盗む時の緊張と盗んだ後の開放感を味わいたい」⇒「だから盗む」という流れです。

 

現に、クレプトマニア(窃盗症)の方は盗んだものには興味を示さず、そのまま破棄したり譲渡したりを繰り返します。中には盗んだものを戻す人もいるくらいです。また、多くの方が対象物を購入するお金を持っています。

 

クレプトマニア(窃盗症)は精神的な何らかが原因で、盗む行為にハマってしまうのが原因と言えます。よくギャンブル好依存症の方が「次はもうしない!」と誓いつつも、すぐにギャンブルをしてしまうのと似ているとおもいます。

 

ギャンブル依存症も緊張と開放による快感が原因です。クレプトマニア(窃盗症)もほとんど同じと言って良いでしょう。

 

ではそのようなどうして窃盗による快感をやめられないのでしょうか。またそうなってしまった原因はなんなのでしょうか。

 

それは心の鬱屈としたもの(本人が意識しているかしていないかにかかわらない)を抱えていることや、自分の気持ちの開放が上手に出来ていないことで陥りやすくなるのではないでしょうか。

 

もちろんそういった方が全員クレプトマニア(窃盗症)になるわけではありません。ただ、そういった人は何かしらの依存症になっていることが多いように思います。

 

■クレプトマニア(窃盗症)の治療方法
クレプトマニア(窃盗症)の治療方法は確立していませんが、これを依存症とみるのならギャンブル依存症やアルコール依存症と同じような治療方法はある程度有効だと思います。

 

依存症は脳内物質のアドレナリンなどが快楽を刺激するものでもあるため、対象物から強制的に離れる必要もあります。

 

クレプトマニア(窃盗症)の場合も同様なのですが、対象物が無数にあるためなかなか難しいところではあります。

 

また平行して行う治療方法として、自分を縛り付ける固定観念や考え方のクセなども同時に変える必要があると思います。そうなると精神療法などが治療方法として有効になってきます。

 

多くの方が『(今の自分も含めて)自己否定』をしています。自分を否定している人、あるいは自分に厳しい人、あるいは何かに対して制限や規律を設けている人は、自分の本心と向き合っていない、もしくは自分の心の声に蓋をしていることが多いです。

 

自己を否定するこの行為がストレスになってしまうこともあります。考え方を変える精神療法はクレプトマニア(窃盗症)にかなり有効な治療方法になると私は思います。

 

クレプトマニア(窃盗症)になるきっかけは「軽い気持ちから」と言われることが多いですが、軽い気持ちで万引きする人はいません。

 

何か衝動的に万引きを後押しする精神状態だったから万引きをするのです。もちろん経済的な理由で万引きを繰り返すうちにクレプトマニア(窃盗症)になる場合もあります。

 

どちらにしても、万引きをすることで安心感を得るようになってしまうのは精神的な病気として考えるべきです。

 

クレプトマニア(窃盗症)の治療は、ただ万引きをしたい気持ちを制御するだけではなく、根本的な『自分自身を認めてあげる』ということが、治療にあたって重要になってくるのだと思います。


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