時計遺伝子と全般性不安障害

時計遺伝子と全般性不安障害
「おそくとも夜10時半には寝てくださいね~」。これは私が全般性不安障害まっさかり(?)だった時、鍼灸院の先生に言われた言葉です。

 

体のリズムを整えることで徐々に体の調子が回復してくると言っていました。私は『それほど大きく関係するものなのか?』と疑っていたのですが、やらない理由はないのでしばらくやってみることに。

 

これを実行した結果ですが、目に見えて体調が良くなるということはありませんでしたが、全般性不安障害の回復の底上げになったと感じています。地味に体調が上向きになっていったという感じでしょうが。

 

■時計遺伝子の力
人間には体内に時計遺伝子を持っています。これら時計遺伝子は体にとても大きな影響を与えています。朝、太陽の光を浴びることで時計遺伝子はリセットされると言われています。

 

最近話題になっているのがbmal1(ビーマルワン)遺伝子で、夜にたくさん分泌されて昼はほとんど分泌されないという特徴を持っています。

 

これは肥満に関わる遺伝子でカロリーを体内に貯蓄する(脂肪にする)働きを持っています。つまり夜に食べたものは体に貯蓄しやすく、昼間は貯蓄しにくいという働きがあります。

 

時間によってその働きに強弱があるということです。

 

他にも、抗癌剤が効きやすく副作用が少ないという時間帯もあり、これも別の時計遺伝子が関わっています。一部の病院ではこの時計遺伝子を考慮した治療が行われています。

 

■全般性不安障害と時計遺伝子
私の鍼灸院の先生は、これら時計遺伝子のことを知っていて話していたというわけではありません。東洋医学の観点から、夜10時に寝るということが体に良い効果をもたらすことを知っていたのです。

 

人間の体内時計は25時間周期だと言われていますが、平均すると24時間10分程度で、しかも長短の個人差があります。

 

朝目覚めて太陽の光を浴びることで、これらの差異はリセットされます。

 

規則正しい生活が推奨されているのは、時計遺伝子を狂わせる生活を抑制することで、体内の働きを一定に保つことができるからだと思われます。

 

特に、夜10時に寝ることで寝ている時にしか分泌されないホルモン(体の機能を維持する成長ホルモンなど)の働きをキチンと享受することができるなどの、大きなメリットを得ることができます。

 

私は全般性不安障害の時は夜中に何度も目を覚ます睡眠障害の症状もありましたが、外が暗くなったら間接照明に変えたり(シーリングライトは消す)、寝る一時間前はパソコンやテレビをみないということを徹底したり、ぬるめのお風呂に使って体の緊張を解放するなどして睡眠障害を治しました。

 

今は全般性不安障害もほとんど回復したので、たまに寝る時間もちょっと遅くなったり好きなテレビを遅くまで見てしまうこともありますが、それでも睡眠に入る前の努力はそれなりに続けています。

 

全般性不安障害の原因は体にかかる精神的・肉体的ストレスが原因ですので、体の自己回復能力が高まるように時計遺伝子に逆らわない生活をするのも大事だと思います。


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