スーパーレントゲン(位相型X線撮像装置)

スーパーレントゲン(位相型X線撮像装置)
スーパーレントゲン(位相型X線撮像装置)というものが開発されました。スーパーと付くくらいですから、これまでのレントゲンの機能を更に進化させたものになっています。

 

今までのレントゲンはがん細胞などの影を見ることはできましたが、あくまで影を見るものですので解像度は低いものでした。

 

それでもガンなどの早期発見や簡易的な検査ではレントゲンが使われます。その検査で疑いが持たれた場合にMRIを使った精密検査が行われます。

 

■スーパーレントゲン(位相型X線撮像装置)とMRIの比較
検査でよくレントゲンを使用しますが、でははじめからMRIを使用すれば詳しくわかるのでは?とおもわれる方も多いはず。しかしレントゲンと違ってMRIの撮影には時間とお金がかかります。

 

スーパーレントゲン(位相型X線撮像装置)はこれまでのレントゲンと同じような方法ではありますが、その解像度はなんと最新MRIの100倍ということ。

 

つまり、レントゲンのようなスピード撮影(一瞬)であるのにMRIをはるかに凌駕する解像度を備えているということです。

 

厳密には撮影スピードには言及していませんでしたが、X線を使った撮像装置ですから長い時間体に照射するとは思えません。レントゲン撮影は被曝しますから。

 

■スーパーレントゲン(位相型X線撮像装置)の実力
これまでのレントゲンは軟部組織の撮像ができませんでした。軟部組織の撮像にはもっぱらMRIが活躍していましたが、時間がかかります。

 

スーパーレントゲン(位相型X線撮像装置)は時間もかからず解像度が飛躍的に上がっているという、夢の様な撮像装置です。

 

乳がんの検査ではマンモグラフィ検査が一般的ですが、早期発見率が56%と結構低い数字です。これはマンモグラフィですぐにガンと見抜けた場合の数字です。

 

それ以外のいわゆる『ガンの疑いあり』、もしくは『ガンかどうかわかりずらい』という場合などは医者が見抜きますので、その場合はMRI検査を行ないます。MRI検査の場合、乳がんの早期発見は92%以上に上がります。

 

スーパーレントゲン(位相型X線撮像装置)の場合MRIの100倍の解像度があるので、初回での早期発見の可能性がさらに高くなるというわけです。

 

■スーパーレントゲン(位相型X線撮像装置)のまとめ
スーパーレントゲンは位相型X線撮像装置を使って行う撮像方法で、MRIはNMR(核磁気共鳴)装置を使った撮像方法です。

 

MRIは非常に高価な医療機器(核磁気共鳴装置)を使いますが、位相型X線撮像装置を開発した東北大学多元物質科学研究所の百生敦教授は、この装置を核磁気共鳴装置よりも一桁安い価格で販売するまでにしたいと考えています。

 

そのためもしスーパーレントゲンが認められれば、小さな病院もスーパーレントゲンを導入することが可能になります。(検査室がないところは無理ですが)

 

ですので今後はMRIよりも解像度の高いスーパーレントゲンが、町の診療時に一気に普及するかもしれません。


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