ピック病とは 原因や症状について

ピック病とは 原因や症状について
ピック病とは、大脳の萎縮(特の前頭葉と側頭葉の萎縮)によって現れる認知障害を言います。痴呆症やアルツハイマー病に混同されることがありますが症状や治療薬に違いがあります。

 

■ピック病の症状
ピック病に見られる代表的な症状は主に行動障害です。行動に理性が働かなくなるというのがピック病の症状です。

 

例えば、私達は食事をしたり物を購入するときにお金を払います。しかしピック病の方はお金を払わずに堂々と店を後にすることがあります。(無銭飲食や万引き)

 

もちろんピック病患者の全員がこのような行動をするわけではありませんが、ピック病の方には共通する症状があります。それが理性の低下や客観性の喪失です。

 

人の話や意見を聞かなくなり、自分勝手な行動をする。これがピック病にみられる症状です。

 

普段の行動に記憶的な障害は起こりません。バスや電車にも乗れますし家に普通に帰ってくることもできます。しかし理性や客観性が低下するため、自分勝手な行動が随所に見られるようになります。

 

表情に喜怒哀楽が浮かばなくなる症状や一つの行動を持続できないのもピック病の症状です。

 

また、萎縮の起こる側頭葉は言語を司る部分でもあるため、言葉が話せなくなる症状も出て物の名前がわからなくなることもあります。

 

ピック病の症状が進むと寝たきりになる方もいます。

 

■ピック病の診断
少しずつですが性格が変わってワガママになるため周囲が戸惑うこともあります。病院でMRIをして脳の萎縮を確認して初めてピック病とわかります。

 

問診だけではピック病の断定は難しく、しばしばアルツハイマー病などの他の疾患と間違えて診断されることもあります。

 

■ピック病の原因
ピック病の直接的な原因は前頭葉と側頭葉の萎縮です。アルツハイマー病とは違い40代~60代の老齢期以前に現れる病気であるため、若い働き盛りの方がピック病にかかることも珍しくありません。

 

なぜ前頭葉と側頭葉が萎縮してしまうのか、その原因がわからないとピック病の根本的な治療は難しいと言えると思います。

 

■ピック病の治療法や薬
ピック病の治療方法や治療薬は今現在確立していません。今とられている方法は環境を整えるということだけです。

 

ストレスの少ない環境を整えて介護者に付き添ってもらって生活をするということしか出来ない状況です。

 

アルツハイマー病の薬や痴呆症の薬、その他の薬を服用するとかえって症状が悪くなることもあります。現在はピック病を発症してしまうと有効な治療方法がとれない状況なのです。

 

■ピック病のまとめ
ピック病の脳萎縮の原因や治療方法、薬などについてはまだまったく解明されていないのが現状です。そればかりかピック病の存在が世間に定着していません。

 

多くの方がピック病を知ることで研究や治療方法、薬の開発が進みピック病を防ぎ治療できる日が来ることを願います。


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