食物アレルギー 制限し過ぎで慣れないと逆に悪化

食物アレルギー 制限し過ぎで逆に悪化
食物アレルギーは人によって違いますが程度の差こそあれある程度の食物アレルギーは全員が持っていると言われています。

 

急性アレルギー反応はアナフィラキシーショックなどがありますのでわかりやすいですが、遅延性の食物アレルギーもあります。

 

症状は舌や皮膚に湿疹ができたり腫れたり、ひどくなると呼吸困難になって死に至ることもありますが、遅延性の場合は体がダルくなったり軽い頭痛がしたりという、他の病気でもみられる症状が出る場合もあり診断が難しいと言われています。

 

そんな食物アレルギーですが、子供の頃は大変多くの方が食物アレルギーを持っています。なぜ大人とくらべて子供のほうが多いかというと、これはただ単に体がその食物に慣れていないからです。

 

この『慣れていない』という部分が重要です。「アレルギーがあるから食べ物を極端に制限してしまう」。この状態が続くと体はその食物について『慣れる』ことができません。

 

そのまま成長するとある日その食物を食べた時に過剰に反応してアナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。これは以前に摂取したアレルギー食物が次回大量に摂取された時に起こる体の過剰反応のことです。

 

もちろん酷いアレルギー反応を起こすことがあるので、アレルギーのある食べ物を身体に慣らす時は必ず医師のもとで時間をかけて慣らす必要があります。ちなみにこの慣らす行為をアレルゲン免疫療法といいます。

 

■アレルゲン免疫療法
食物アレルギーは制限をし過ぎると体が完全にその食べ物を「体に悪い物」と認識してしまいますので、逆にアレルギー反応が悪化します。

 

例えると、普段運動をしていない人がいきなり高重量の筋トレをすると確実に筋肉痛になりますし、下手をすると体を壊します。しかし普段から少しずつ筋トレをしていれば体を壊すことはないです。

 

なぜなら体のいろんな部位がすでに鍛えられており、体が運動時に使う部位や筋肉の動かし方をすでに学んでいるからです。

 

また、大事に育てられすぎて世間をまったく知らない過保護な子供が、大人になって世間についていけなくなるのと似ています。

 

アレルゲン免疫療法は体に少しずつアレルギーの元となる物質を与えることで免疫寛容(アレルギーを起こさないようにさせる)へと導く方法です。

 

今の時代、アレルギーのことについてさまざまな怖いニュースを聞きます。情報を知ることは正しいことですが、アレルギーを怖がるあまり子供から『食物に慣れさせる(免疫寛容)の機会を奪う』親が増えています

 

子供の頃は玉子アレルギーがあったが大人になってからなくなったというのは、つまりは体がその食物に慣れたからです。

 

今は小児科などの病院でアレルゲン免疫療法を行っている病院はたくさんあります。

 

アレルゲン免疫療法はアレルギー症状が強く出るなどの万一の場合に備えて、必ず半日は一日を費やして病院で行うようにしましょう。医師の指導なく自宅で行うということは絶対にしないようにしてください。


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