加齢黄斑変性症の新薬開発

加齢黄斑変性症の新薬開発
目のアルツハイマー病と言われる加齢黄斑変性症。加齢によって目の奥にある網膜の中央部分に存在する黄斑が変性して視力が低下したり、物が歪んで見えたり視野の中央が暗く見えたりする症状です。

 

■加齢黄斑変性症の原因
加齢によって黄斑が変性する理由は新生血管によるもの(ウェット型)と光の刺激による老廃物の刺激によるもの(ドライ型)に分けられます。

 

『ウェット型の原因』
網膜は当たり前ですが血管があります。酸素や栄養素を運ぶ役割があります。

 

この血管が詰まると酸素や栄養素を運ぶことができないため、網膜は新しい血管を作ります。これが新生血管と呼ばれるものですが、新生血管は通常の血管とは違い破れやすいという性質があります。

 

新生血管が破れて血液が網膜に滲むと、その部分が盛り上がったり血液が溜まります。

 

網膜は外の情報を映し出す鏡のようなものですから、血液によって網膜が盛り上がったりシミのような物があると正しく物を映し出すことができません。

 

『ドライ型の原因』
光の刺激によって網膜の上皮細胞に本来なかった老廃物が蓄積されます。この老廃物に免疫細胞が反応し網膜の細胞が死亡します。

 

細胞が減少すると黄斑も縮小し、視力の低下や視野の一部欠落が発生します。光の刺激による老廃物の蓄積が続くと黄斑がますます縮小し、やがては失明に至ることもあります。

 

■加齢黄斑変性症の治療方法
加齢黄斑変性症の決定的な治療方法はウェット型、ドライ型ともに現在確立していません。一応レーザー治療や薬物治療や放射線治療がありますが、高い効果は期待できずもっぱら進行を遅らせる方法や食生活などの改善が指導されるだけです。

 

しかしウェット型に関しては生活習慣を見直すことで進行を食い止めることはできます。

 

そもそも加齢黄斑変性症の原因である新生血管は、網膜にもともとあった通常の血管が詰まるということが原因です。

 

では血管が詰まる原因はというと、活性酸素の増加や血液中の過度の老廃物や脂肪などです。

 

活性酸素が増える原因は紫外線の他にも血糖値の増加(糖尿病など)も原因ですし、食生活によって血液中の老廃物がたまったりします。運動不足や栄養の偏りで老廃物や活性酸素の体外への排出力が低下することもあります。

 

ですので、加齢黄斑変性症の積極的治療方法は確立していないものの、生活習慣の見直しがかなり重要であることは間違いありません。

 

■加齢黄斑変性症『ドライ型』の新薬開発
治療方法が確立していないドライ型の加齢黄斑変性症ですが、今現在画期的な治療薬が開発が進められています。しかもその研究は最終段階まできており、新薬として世の中に登場するのも時間の問題です。

 

さらにこの新薬は目薬や注射ではなく『飲み薬』であることも注目されています。

 

加齢黄斑変性症の新薬開発はアキュセラ社と大塚製薬が共同開発しています。その新薬開発の中心人物となっているのがアキュセラ社のCEO(最高経営責任者)の窪田良さんという方です。

 

もともと日本で眼科医をされていたそうですが研究の道に進まれました。そして加齢黄斑変性症の飲み薬を研究開発し、今は最終臨床段階に入っているというわけです。

 

ドライ型は網膜が光に反応することが一番の原因ですので、その反応を鈍らせて老廃物が発生しにくい状態にする。これがアキュセラ社の窪田良さんが開発した新薬のポイントだそうです。

 

世界で1億人を超えると言われている加齢黄斑変性症。そして治療方法がなかったこの病気を飲み薬という活気てな方法で治すことができるとなれば、それは多くの方にとって文字通りの意味でも光明となります。


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