新出生前診断のメリットと問題点

新出生前診断のメリットと問題点
新出生前診断とは新しい出生前診断のことです。何が新しいのかというと、今までの出生前診断は羊水穿刺というやり方だったのですが、新出生前診断は血液検査で胎児の染色体異常を調べることができるのです。

 

いろいろと議論にもなった新出生前診断ですが、この診断方法のメリットと問題点はどこにあるのでしょうか。

 

■新出生前診断のメリット
新出生前診断のメリットはズバリ『より安全に、より容易に』診断が行えるという点にあります。これまでの羊水穿刺だと体内に針を刺す必要があるため、感染症などの危険がありました。

 

また流産する危険性もあったので出生前診断を行うにはリスクを伴っていたのです。しかし新出生前診断では簡単な血液検査で染色体の異常をしらべることができます。

 

こういった点がメリットとして挙げられます。

 

■新出生前診断の問題点
反対に検査が容易にできるということは多くの方が簡単に検査を受けることができるということです。そうなると仮に染色体異常が発見されたら、多くの妊婦の方が中絶を希望することにつながります。

 

新出生前診断が可能になったことで新たに生まれた議論とは、胎児の染色体異常を知った多くの親が中絶を決断するため、中絶の件数が増えるということを危惧していました。

 

中絶者の増加が問題になると議論されていたのです。

 

■新出生前診断の意味は?
確かに中絶が増えるというのは倫理的に問題になるのかもしれません。しかしそもそも出生前診断とは染色体の異常を調べることです。

 

その後、両親がどう判断するか、どう行動するかは範疇にありません。中絶の増加にはつながりますが、新出生前診断が悪いわけではありません。ましてや中絶を決断した親が悪いわけでもありません。

 

いろいろな問題を残してはいるものの、新出生前診断によって知った結果にもとづいてどう行動するかは、新出生前診断を行った人に委ねられます。

 

たとえ中絶を決断したとしても、容易な判断で中絶したいというわけではないでしょう。周囲の人間ができることは中絶を決断した方を精一杯フォローすることだけです。

 

ちなみに、新出生前診断の登場によって中絶が増えたことがクローズアップされておりますが、新出生前診断以外の理由で中絶をする方は年間約20万件以上もあります。

 

数だけの問題ではありませんが、この20万件以上の中絶の中にはやむを得ずに中絶をしたという場合も多くあります。新出生前診断による中絶も理由は違いますがやむを得ないという部分は変わらないと思います。

 

「中絶はダメだ!」という倫理観だけで簡単に片付かない難しさがあります。


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