医療におけるQOLの意味

医療におけるQOLの意味
QOLとはquality of life、つまり『生活の質』を意味します。人生を生きる上でその内容や社会的にみる生活の質を表す言葉です。

 

これを医療に当てはめて考えると、治療をすることによってQOLが変化したり、命そのものに影響はないもののQOLが低下したりする病気などが該当します。

 

QOLを重視した医療

抗癌剤による治療などは患者のQOLを著しく阻害する場合が多いです。表現としては「抗癌剤の副作用によって強い吐き気やめまい、嘔吐などがある」と表現されます。

 

しかし患者本人からすると、客観的な表現以上に主観的な辛さや苦しみがあるわけです。抗癌剤の治療中は髪の毛が抜けるなどの副作用もあります。治療の間は副作用が生活の中心にありまさしくQOLが低下します。

 

これまでは抗癌剤の治療なのだから副作用は仕方ないという考えが一般的で、QOLについてはあまり重視されていませんでした。

 

最近ではQOLも考慮に入れた医療が注目されるようになってきています。延命治療についてやっとその議論が浸透してきたこともその現れだと思います。

 

QOL疾患とは

まずQOLとは生活の質のことを表します。QOL疾患は生活の質を低下させる疾患として定義されます。死ぬ病気ではないものの、疾患が理由で個人が望む豊かな生活ができないという状態です。

 

例えば尿漏れなどがそうです。尿漏れを気にする女性が旅行に行けず、家族を見送って一人で留守番するというCMがありました。これもまさしくQOLの低下です。

 

私は全般性不安障害を患っています。今はかなり回復しましたが、それでも常に「不安」を予想したり考えたりしてしまうため、QOLが低下しています。

 

「もし○○になったらどうしよう・・・」という思考が常にあるため、行動が自ずと制限されてしまうのです。

 

全般性不安障害の場合は薬物治療を補助として認知行動療法がとても有効ですので、少しずつ思考のクセを改めていくようにしています。尿漏れとは違いますが、生活の質の低下という意味では精神疾患もQOL疾患と言えると思います。

 

どちらにしても今後はさらにQOLを考慮した医療が進歩してほしいと思います。


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