慢性疲労症候群の原因と治療方法

慢性疲労症候群の原因と治療方法
慢性疲労症候群とは体の激しい疲労や微熱などが続き、一日中寝ている日などが度々出てくるなど生活レベルが悪くなる状態を言います。ひどくなると一人では動けないほどになります。

 

■慢性疲労症候群の原因
慢性疲労症候群は「疲れがたまることによる疲労」が原因ではありません。この場合は慢性疲労に分類されます。ちょっとややこしいのですが、慢性疲労症候群は疲労の蓄積によるダルさや疲れが原因ではないのです。

 

では何が原因かというと、今のところ原因は確定されていません。しかし慢性疲労症候群の治療にあたっている医師はいくつかの要因が複合して慢性疲労症候群になると考えている方が多くいます。

 

・感染症などウイルスや細菌の存在
・著しい栄養過不足
・ホルモン環境の変化
・腸内環境の悪化
・遅延型食物アレルギー

 

まずこれらのことがいくつか体内で起こり、それが原因で体内の生体機能の安定が崩れていきます。この崩壊が著しく行った時に慢性疲労症候群が起こると考えています。

 

このうち特に栄養や食物アレルギーなどは日本の医師会では結構軽んずる傾向にあります。でも人間の体って食べて物で出来てるんです。体を作る食べ物や栄養が蔑ろにされて良い訳はありません。

 

生体恒常性が崩れるときは内臓の機能低下や栄養吸収率なども変化することは間違いありません。ある栄養素が足りないことで生体恒常性が崩れる⇒内臓の機能が低下する⇒さらに栄養素の吸収が悪くなる。悪循環の始まりです。

 

また、遅延型食物アレルギーはアレルゲンとなる食物を摂取したあと48時間以内にダルさや疲れなどの症状が出ます。これは専門の検査をしないとわかりません。

 

その他、ビタミンDの不足も慢性疲労症候群の大きな原因になっていると考える研究者も多くいます。ビタミンDの不足はうつ病などの精神疾患にも関係していると言われています。

 

■慢性疲労症候群の治療方法
一般的な病院では慢性疲労症候群の診断はほとんどできません。なぜならその原因は多岐に渡るからです。なので、それぞれの可能性を1つずつ専門機関で検査して自分で治療していく以外にありません。

 

・感染症などウイルスや細菌の存在
これらは病院での血液検査でわかります。性病なども含め内科で相談すると良いです。抗生物質などで治します。

・ホルモン環境の変化
こちらも病院の検査になります。内分泌科などでまとめて検査できることもありますが、ホルモンは多岐に分かれているのでかかりつけ医などに相談すると良いと思います。必要がある場合ホルモン投与などがなされます。

 

・著しい栄養過不足
分子整合栄養医学を行っているクリニックや病院で検査を受けることができます。現代人に多いビタミンDの不足など、様々な栄養過不足について検査することができます。

 

・遅延型食物アレルギーの検査
これは分子整合栄養医学を行っているクリニックでも検査できるかもしれません。それ以外ではアレルギー科などで遅延型食物アレルギーについて検査を行っているところもあります。あと自分で郵送で検査をすることも可能です。

 

・腸内環境の悪化
便秘などがある場合はまず内科で検査してください。腸内環境に関しては評判のより酵素などを摂取し、ウォーキングなどの運動を毎日行うと内臓が動くので機能が回復しやすくなります。

 

運動ができないほど悪化している場合は、寝ている状態で腸を動かす姿勢を取るというのでもよいでしょう。評判の良い鍼灸院や整体院なども平行して活用すると良いです。

 

これらの方法は保険が効かないものも多いですが、保険が効かないから検査をしないというのではなく、慢性疲労症候群を悪化させて将来の生活の質の低下を促進させないために検査を受けると考えてください。

 

お金はかかりますが辛い生活を継続することに比べるべくもありませんから。

 

慢性疲労症候群には漢方や栄養療法、段階を踏んだ運動療法(日光浴などを含む)や遅延型食物アレルギーの検査など、複合的な治療や見直しで徐々に解決していくと私は思います。

 

■慢性疲労症候群が理解されない背景
今の段階では病院で慢性疲労症候群を診断できる医師は少ないです。慢性疲労症候群という症状を否定する医者もいるくらいです。そういった医師は「検査に異常はない=患者の詐称」と考える人もいます。

 

患者が本当に疲れているかどうかは脈拍や筋肉から体調を判断する東洋医学の医師から見れば結構わかるのですが、検査を重視して患者に触らない事も多い西洋医学の医師は患者の証言を「参考」程度にしか見ないことが多いです。

 

西洋医学は二律背反的な思考のもと原因を突き止めることを重視しますが、複合的に原因を持つ病気や症状に対してはこの考え方が仇となり解明が遅れる傾向にあります。その性質上、柔軟性があまり持てないのです。

 

その姿勢があるからこそこれまで色んな病気の治療法を発見できたのですが、慢性疲労症候群のような複合要因を持つ症状に対しては脆弱です。

 

早く医師会が柔軟性を持ち、東洋医学や分子整合栄養医学を包括する統合医療がもっと活発化することを心から願います。


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