スロースリップ(スロー地震)と大地震の関係

スロースリップ(スロー地震)と大地震の関係
スロースリップ(スロー地震)とは、地盤や断層やプレートがかなりゆっくりと滑り込む現象を言います。通常、大きな地震はプレートや断層の滑りこむことでエネルギーが一部分に溜まり、それが勢いよく開放されることで起こります。

 

スロースリップ(スロー地震)の場合はゆっくり滑り込むのと同時に、エネルギーも溜まることなく徐々に開放されるため、大きな地震になるということはありません。スロー地震と呼ばれるゆえんです。

 

■スロースリップ(スロー地震)と大地震の関係性
エネルギーの開放が少なければ小さな地震になるため、プレートや断層の滑り込み時に歪みが小さければ大きな地震にはなりません。

 

しかし最近ではスロースリップ(スロー地震)が一定期間で頻繁に起こると大きな地震に繋がる可能性があるという指摘がされるようになりました。

 

その仕組は以下のとおり。

 

1,スロースリップ(スロー地震)が起こる

2,該当する場所に関連する別の部分のプレートや断層に歪が発生する

3,歪みが発生した部分にエネルギーが溜まり、いずれかのキッカケで瞬間的に開放されて大地震になる

 

あくまで可能性ですが、このように考えている専門家の方もいるそうです。

 

■スロースリップ(スロー地震)と地震予知
基本的には地震の予知は難しいとされていますが、いくつかの現象を複合的に検証することで地震予知はある程度できるという意見が多くあります。そしてその現象のうちの一つに『スロースリップ(スロー地震)と大地震の関係を見る』というのがあります。

 

ではスロースリップ(スロー地震)があると必ず大地震が発生するのかというとそうではありません。例えばニュージーランド沖では五ヶ月以上スロースリップ現象が起きていますが大災害を伴う大地震は起きていません。

 

しかし大きくプレートは動いているため、かなり大きな地殻変動は起きていると言えます。そのためニュージーランド沖で起こっている大きなスロースリップ(スロー地震)は『サイレント地震』と呼ばれています。

 

なお、このスロースリップ(スロー地震)が別の場所で歪みを発生させ、エネルギーの蓄積を引き起こしている可能性は否めません。

 

■スロースリップ(スロー地震)は日本近郊でも起こっている
日本でもスロースリップ(スロー地震)は起きることがあります。そのため気象庁はスロースリップ(スロー地震)を確認した場合、注意を呼びかけることがあります。

 

具体的には防災道具の確認防災場所の確認大地震が起きた時の連絡方法の確認防災訓練の参加など、万が一に備えて事前にできることはいくつもあります。

 

地震に対して我々は何もできないわけではありません。まずは地震が起きた時のために安全確保の確認をしておき、備えをしておくことが大切です。


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