心筋シート 手術例は?

心筋シート 手術例は?
心筋シートとは心臓病を患っている方の心臓に貼ることで心臓の機能を回復させるというものです。これまでは心臓移植が第一選択だった手術が、心筋シートを使った手術で劇的に回復させることができるようになるかもしれません。

 

■心筋シートとは?
心筋シートとは細胞シートと呼ばれるもののの一つです。

 

細胞シートとは、患者の体から採取した健康な筋肉に含まれる『筋芽細胞』というものを培養し、シート状にしたものを言います。

 

心筋シートは心臓に貼り付ける用に調整して作られた筋芽細胞シートのことです。心臓の弱っている箇所に心筋シートを重ねて貼り付けることで筋芽細胞が心筋に作用し、心臓に新たな血管網が作成されます。

 

つまり心筋シートを貼ることで心臓の細胞が新たに作られて心臓の筋肉が新たに再生、回復するのです。

 

■心筋シートを使った手術のメリット、副作用
《心筋シートを使った手術のメリット》
・自分の細胞を使っているので、心臓移植後に起こることがある拒否反応が非常に起こりにくい
・患者にかかる負担が非常に軽い
・心臓に貼り付けるため縫合の必要がない

 

《心筋シートを使った手術の副作用》
今のところは報告されていません。

 

なお、以前は筋芽細胞をシート状にするのではなく、直接心臓に注入する術式もありましたが、こちらは一部の筋芽細胞しか正常に働かないという副作用や、重い不整脈などの副作用がありました。

 

■心筋シートを使った手術例
2014年1月の今現在、大阪大など一部の医大で臨床試験が行われている段階です。つまり心筋シートを使った手術は正式な術式として認可されていません。

 

術後の経過観察などを含めると実用化までにはあと数年かかると思われます。

 

しかし、動物実験では心筋シートを使った手術では、心臓のポンプ機能が回復したという報告がいくつもあります。

 

重い副作用などが出ないように慎重に研究を進めて欲しいですが、心筋シートを使った手術が必要な方もたくさんいらっしゃいますので、できるだけ早く成果を出してほしいと心から願います。


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