セリアック病 症状と対策

セリアック病 症状と対策
アメリカではすでに多くの方がかかっていると言われるセリアック病。その数はアメリカ人133人に一人と言われています。数で言えば1%に満たない数字ですが、潜在的に非常に多くの方がセリアック病にかかっているとみられます。

 

日本ではセリアック病と診断される方は今のところ少ないですが、その患者数は徐々に増加している傾向にあることがわかっています。

 

■セリアック病の原因
セリアック病の原因は小麦や大麦、ライ麦などの麦類に含まれている「グルテン」です。グルテンに対してアレルギーのような強い免疫反応を持っている方、またはグルテンの過剰摂取によってセリアック病が起こる可能性が高くなります。

 

グルテンは人間の体の中では一部が消化されにくく、小腸から吸収される際に分子が大きな状態で吸収されます。このとき人体は免疫反応を起こします。

 

免疫反応が起こると小腸の栄養を吸収する表面部分が炎症を起こし該当部分の機能が低下、または停止してしまいます。これがセリアック病です。

 

■セリアック病の症状
セリアック病は子供でも大人でも突然発症します。小腸の消化吸収能力が落ちるため、栄養が不足している状態が続きます。

 

《セリアック病の症状:大人》
慢性疲労、骨粗しょう症、鉄欠乏性貧血、関節炎、うつ病、皮膚炎、月経の異常、不妊、流産、ED、筋肉の痙攣、てんかん、下痢、腹部膨満感などです。

 

大人のセリアック病の症状は、小腸などの消化器官に症状が出るというよりは、栄養素の吸収不足によって他の部位にその影響が現れることが多いです。

 

また不定愁訴として診断されることも多いため、セリアック病はきちんとした検査を受けなければ問診だけでは判断が難しいです。

 

《セリアック病の症状:子供》
慢性的な下痢、腹部膨満感、便秘、嘔吐、体重低下、悪臭を放つ便(脂肪便)などです。

 

子供のセリアック病の症状は、消化器官に現れることが多いです。もちろん小腸の機能低下によって身体に症状が出ることもあります。

 

■セリアック病の検査
セリアック病の検査はアレルギー科や内科などで行うことができます。まずは血液検査をして陽性反応がでたら生体検査を行います。

 

なぜアレルギー科というと、セリアック病はグルテンによるアレルギー反応としてみることができるからです。

 

遅延型フードアレルギーの検査の一つに『小麦』という項目があるのですがこれと同じです。そもそもセリアック病はアレルギー反応によって起こる小腸の機能低下が原因にあるだからです。

 

■セリアック病の治療
アレルギー反応によるアナフィラキシーなどはステロイドなどが使われますが、セリアック病をはじめとする遅延型フードアレルギーは決定的な治療薬というものがありません

 

ですので、他のアレルギーと同じように体が回復するまではアレルゲン(アレルギーのもと)を徹底的に避けるという方法がとられます

 

この治療方法は根治療法ではありませんが、まずは機能が低下した小腸の働きを回復させる必要があるため非常に有効な方法になります。

 

セリアック病は一度かかると免疫反応が無くなることはないという方もいますが、急性的なアナフィラキシーショックの症状を起こさない限り、医師と相談しながらグルテンを体に慣らす『脱感作』療法も良いかもしれません。

 

ずっと麦系の食べ物が食べれないというのも辛いですからね。


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